Audio Forum Vol.0

  • 2018.01.26 (金)
  • Audio Forum 番外編 ~自作スピーカーの愉しみ~
告知概要

バックロードホーン型スピーカーを主体とした試聴会は2回目となる。
3年前の長岡式E203一発バックロードホーンと同じく長岡式ですが、今回はスワン型バックロードホーンの発展型でかなり大型となる。

ステレオ誌12月・1月号に発表された炭山アキラ氏設計製作のもので、大型ゆえ搬送・設置もままならず、公開試聴の機会がないのは残念だったが、今回、当モデルルームでの公開試聴の機会を得た。
是非興味のある人に聞いて欲しいというのが今回のイベントの発端である。

スワンを大型化したバックロードホーンで「ハシビロコウ」と命名されている。
BH_color

バックロードホーンの特徴を、故長岡鉄男氏は次のように述べている。
① 能率が極めて高い
② 許容入力が大きい
③ 微小信号に強い
④ したがってDレンジが圧倒的に広い。
 それに加えて長岡式スワン型バックロードホーンの特徴はさらに
⑤ フルレンジスピーカー一発
⑥ ネットワークなし
⑦ (バッフル面極小)という特徴を持つ

音場感再生に極めて有利なスピーカーと言っている。

以下、2018年Stereo誌1月号 炭山氏製作記事からの抜粋
『 ・・・・・ケーブルをつないで音が出た瞬間、耳を疑った。大体フルレンジ、なかんずく自作BHというものは、作ってはろくでもない音であることが多く、鳴らし始めより1時間後、1日後、1週間後、1か月後と劇的に育っていくものである。ところが今作は、もう最初の1音から端正で美しく、帯域バランスが整っていて、低域はハイスピードで轟然たるパワーを噴出させ、それでいながら繊細な声のニュアンスや弦の艶、精妙極まるホールトーンの消え際まで、平然と、そして朗々と歌い上げてしまうではないか。しかも、まだこの段階ではフルレンジのみで、トゥイーターすら載せていなかったのだ。「ひょっとして、これは大変なものを作ってしまったのかもしれないぞ」という思いが、しわしわと身内へ広がっていく・・・・・ 』

自作オーディオのワクワク感・達成感はオーディオの愉しみの典型例である。
続けてご期待ください

開催概要

▶開催予定日

 1月26日(金)18時~20時(17時開場)
 1月27日(土)14時~16時(13時開場)
 

※イベントの前後に建築音響相談コーナーを設けます。
 部屋造りや音響面でのご相談にお答えしますので、事前にご予約ください。
※試聴ソフトの持ち込み大歓迎です。(ファイル音源のみの再生なので、USBメモリをお持ちください)

▶会場
蔵前ショールーム
(台東区柳橋2-19-10 第二東商センタービル2号館B棟1階)

お問い合わせ先
○TEL:03-5829-6035
○E-mail:kusakai@acoustic-designsys.com
○担当者名:草階(くさかい)

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参加連絡先

協賛

Audio Forum 番外編 ~自作スピーカーの愉しみ~

REPORT Vol.0

  • 2018.01.26 (金)
  • Audio Forum 番外編 ~自作スピーカーの愉しみ~

AAF 番外編 レポート

長岡式スワン型バックロードホーンSPを元祖とする流れは「鳥型バックロードホーンSP」として炭山アキラ氏によって様々なバリエーションとともに発展的に受け継がれている。

re_炭山氏

「鳥型バックロードホーンSP」の魅力は本来のバックロードホーン型SPの特徴に加えて、抜群の音場再生が可能であることである。
簡単なセッティング再生でも、いとも容易くSPの存在が消えるだけでなく、マルチチャンネル音場再生並みの音場が2ch音源から自然に得られるのだ。
当日のデモでも本来のリファレンス定位置のセッティング位置でないにもかかわらず、豊かなステレオフォニック音場が5種類の「鳥型バックロードホーンSP」のすべてで見事に実現されていた。

re_ラインナップ

真打は20cmユニットFostex FE208-Solを使った大型鳥型バックロードホーンSPの「ハシビロコウ」であったが、当社リファレンスSP B&W802D3 をしのぐ再生能力をいくつかの点で見せつけていたことを報告しておこう。

re_アップ

自作SPでも数百万もする定評のあるメーカー製SPと同じ土俵で堂々と鳴っていることは製作者ならずとも実に痛快と言わざるを得ない。

re_F特

昨年末のトリノフのオプティマイザー試聴の際にも感じたことだが、欠点をなくしてゆくような優等生的方向の音(B&W802D3も同様)ではなく、もっと個性的オーディオであっても良いのではないかと感じることもある。

1)もっとも、トリノフはSPの元来の周波数特性を生かしながら補正するプリセット機能がある…さすが良くわかっているなぁ…。
2)オーディオ技術の欠点を改善していくのがオーディオの技術進化の歴史であり、それを否定するわけではありません
・・・・・以上2点、言い訳失礼

素晴らしい再生能力をもっている「鳥型バックロードホーンSP」の話にもどれば、あとは音色のテイストの問題である。好きか嫌いか、である。
SPユニットはFostexのFEシリーズが定番である。

SPの音はSPBOXとSPユニットから成り立っている。SPユニットを他社のもの(バックロード向けのユニットはなかなかないらしい)だと、どういうニュアンスの鳴り方になるのか…?

以下、アンケートの一部をご紹介いたします。

■■SPの印象について
① スワン———-
(S.Y様)首が抜けるのが懐かしかった。
(I.J様)OMP600に比べ、エコー等はきれいに出て音数も多いが、やや分解能に難あり?
(N.Y様)少しくせを感じました。又、マスクがかかった感じがありました。
(N.H様)古さを感じさせる良い鳴りっぷりでした。
(M様)時間がたっているだけに箱がこなれた感じがあると思う。

② スーパースワン———-
(S.Y様)流石にいい音だった。現実的に持って帰ってよいと言われたらこれを選ぶ
(I.J様)スワンに比べると低域の変なふくらみがなく聞きやすい。分解能も上。スワンより2レベル違う。
(N.Y様)スワンと比較して自然さ、リアル感が増したように感じました。
(N.H様)★といった感じでバランスよく一番気に入りました。
(M様)バランスが良い。細かいところまで出ている。

③ ヒシクイ———-
(S.Y様)床面積が小さいのと、全面開口なのは良いと思う。
(I.J様)スーパースワンと同じようだが、クラシックを聞くにはスーパースワンの方がよさそう。
(N.Y様)のびやかさやバランスの良さが心地よく聞けました。長時間聞くことができ、且つ心地よいだろうと思いました。
(N.H様)開口部が別にあるので、印象が変わってきますね。
(M様)楽々と鳴っている。イヤミなところもなく、破たんしているところもない。

④ コサギ———-
(S.Y様)スピーカーが消える感じは一番と思います
(I.J様)6cmで良く頑張っているが、リファレンスにはなりえないですね、PC用?
(N.Y様)音楽ソフトを限定すると心地よく聞くことができると感じました。
(N.H様)6cm一発とh思えない。とてもいいスピーカーだと思います。
(M様)6帖間ならこれで充分。見た目以上によって鳴る。

⑤ ハシビロコウ———-
(S.Y様)別格の迫力と切れ味でした。作ってみたい
(I.J様)音の重なりがきれいに聞こえるのが良い。フェライトの音がする。
(N.Y様)802クラスの壮大さと、大迫力、切れの良さが独自(唯一無二)だと感じました。
(N.H様)やはり、低域が良く出て凄いです。この音量では普段なかなか聞けないですが。
(M様)緻密でありながら余裕度もある。生活に溶け込むサイズではない。部屋も20帖以上欲しい。ゼロ戦のような機動力を備えたジャンボジェットのよう。

■■バックロードホーンについて
(S.Y様)音場感は小口径の方が、迫力は大口径の方が良かった。
(N.Y様)どれも小口径のスピーカーユニットをほぼ単独で使用しているにもかかわらず、本学的な音を聞くことができて驚きました。多分、どれも材料費は安価だろうと思いますので、自作して置けるスペースがあれば実行すべき手段だと思いました。
(N.H様)バックロードホーンSPの良さが良くわかりました。音がストレートに出て、良い音味ですべてをさらけ出す感じでした。
(M様)スワン系は音像定位よく、低音もよく出る。音楽を楽しく聞かせるツボを心得ている。

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