Audio Forum Vol.54

  • 2018.09.28 (金)
  • スピーカーのセッティングについて考える ②~シミュレーションで事前に検討する~
告知概要

A オーディオルームの音響アラカルト No.4

部屋のプロポーションが音響的に良く、定在波の偏分布による低域のクセに悩まされることのない部屋であっても、スピーカーのSettingはそれほどクリティカルでないにせよ重要です。
スピーカーの最適位置についての法則性は一般的にはない(背後・左右の壁から○○cm以上離す・・・とかはあるが・・・、それもホーン型スピーカーなどスピーカーの放射特性によっては、一概に言えるものではない)ようだ。
結局はベテランの神業というべき勘?に頼るしかないのが現状である。

ところで皆さんはどのようにしてスピーカー位置を決めましたか?
カットアンドトライしながら楽曲を再生→聴感で決める・・・そこがオーディオマニアの「技」でもあり、面白さなのでしょう。
しかし、今日ハイエンドスピーカーの多くはその重さが50kgを超え、100kgにも達するものが少なくありません。
とても一人で動かせるものではありませんし、やっとの思いで一度設置したらほとんど動かすことなく、
その位置でオーディオの音を追求し始める・・・・・・・・・のが現状ではありませんか?

スピーカーのSettingの重要性に気づいていない人、あるいは軽視している人も含めて、スピーカーのSettingによる音の変化はオーディオコンポーネントの変化よりもはるかに大きい現実があります。

スピーカーのSettingには、労力はかかりますが、費用は掛かりません。

高価なスピーカー、あなたのオーディオシステムの実力が十分に発揮されているのか、もっと良いステレオ空間になるのではないか・・・・・・

「オーディオの進化とは、汗の発汗量に比例する」・・・こんな格言は見聞きしたことはありませんが、
「オーディオとは使いこなし・工夫の連続である」という言い回しは、一理あることは誰しも認めるのではないでしょうか。

CubePDF

そこで、前回フォーラムのテーマ「伝送周波数特性」を測定する、でしたが、
今回は「伝送周波数特性を事前に予測できる」という便利なシミュレーションソフト(無料)の紹介です。
部屋の形・スピーカーの位置・リスニング位置を特定・入力すると、伝送周波数特性がかなりの信頼性をもって得られるのです。

伝送特性だけで音の良し悪しを判断できるというのは早計であること・・・は、前回のフォーラムでも述べました。
しかし、全体の音域バランスの把握や、低音域の検討という意味では非常に有益であることは確かです。
当日は具体的に、当社モデルルームを例にして、実際にパソコンを動かして、使い方を説明・解説します。

 

 

B 蔵前モデルルームアップデートその後

外部マスタークロックを導入しました。
どのように音が変わったか・・・・
巷間言われるように、効果絶大・・・としか言いようがありません。

IMG_3018 


C オーディオルーム 施工事例 No.4
21畳 天井高さ2.85mのFさんのオーディオルームです。
Magicoのスピーカーがどのように鳴ったのでしょうか、試聴してきました。

dav 図1

お楽しみに!

 

開催概要

▶開催予定日

 1部:9月28日(金)18時~20時(17時開場・自由試聴時間)
 2部:9月29日(土)14時~16時(13時開場・自由試聴時間)

※イベントの前に建築音響相談会および、自由試聴時間を設けます。
 建築音響相談会に関してご希望の方は、申込フォーム備考欄にご記入、もしくは電話にて事前にご予約ください。

※試聴ソフトの持ち込み大歓迎です。(ファイル音源のみの再生なので、USBメモリをお持ちください)

▶会場
蔵前ショールーム
(台東区柳橋2-19-10 第二東商センタービル2号館B棟1階)

▶お問い合わせ先
○TEL:03-5829-6035
○E-mail:kusakai@acoustic-designsys.com
○担当者名:草階(くさかい)

※ お申し込みは、こちらをクリック

参加連絡先

協賛

スピーカーのセッティングについて考える ②~シミュレーションで事前に検討する~

REPORT Vol.54

  • 2018.09.28 (金)
  • スピーカーのセッティングについて考える ②~シミュレーションで事前に検討する~

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