当フォーラムもおかげさまで第10回を数えることとなりました。
今後も当フォーラムでは、再生環境としての部屋の重要性にフォーカスを当てていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。
テーマ:「アナログ・レコード再生を始めよう」
いまやネットワーク/デジタル環境はあたりまえ、若い世代はCDすら持ったことがないという時代。
この道ウン十年のベテラン・オーディオ・フリークですら、アナログは卒業したという方も少なくありません。
しかし、いま再びアナログ・レコードを日常的に楽しんでいる方が確実に増えているのです。
さらに、新譜として生産されるレコードも年々増えているのです。
そんな疑問やお悩みを持っているかたに、様々な聴き比べを体験していただこうと思います。
そして、これからオーディオ・ルームを創ろうと計画されている方には特にお伝えしたいことがございます。
防音施工で得られる部屋躯体の構造強化で、なにより劇的な恩恵があるのがレコード再生なんです!
アコースティック・フィードバックとの戦いに勝利して初めて味わえるアナログの美酒。
自身も1年前にアコースティックデザイン社にてオーディオルームを作った経験から、レコード再生の楽しみを紹介させていただきたいと思います。
当日は、ジャズ、ボーカル、ポップスまで幅広い音源からセレクトして、
プレスの違いやマスタリングの違いを聴き比べたり、複数のターンテーブルを聴き比べたり、
レコードの買い方のコツなど、皆様と楽しみながらお話しできればと思っております。
どうぞお気軽にお越しください。
【視聴ソフト】
・MILES DAVIS / KIND OF BLUE
(60年代プレス、70年代の再発盤、現代最新の高品位プレス、CD)
・HANK MOBLEY / ROLL CALL
(50年代プレス、国内キング盤/東芝盤、現代最新の高品位プレス、CD)
・その他、プレス年代や、ステレオとモノラルの違いを比較できるソフトを多数準備中です。
【当日使用機材(予定)】
・RecordPlayer clearaudio Concept
・RecordPlayer 2 Nottingham Analogue Studios Interspace Jr.
・PhonoAmp EAR 834P MM/MC Black、834P MM/MC De-Lu
・Pre main Amp EAR 834 Custom
【常設機器】
・RecordPlayer YAMAHA GT-2000
・PhonoAmp Phasemation EA-200
・Pre Amp Accuphase C-2420
・Power Amp Accphase P-4200
・SP B&W 805 Diamond
今回で開催10回目を迎えたオーディオフォーラム。
カインド・オブ・ブルーの盤の違いについて説明する生島氏
ジャズを中心に、国内盤、復刻盤、オリジナル盤を聴き比べるという試みでしたが、その違いの大きさにただただ驚くばかりでした。
現代では機材の発達により、誰でも手軽にレコーディングし、配信ができる時代ですが、昔のレコードは本当に限られたアーティスト、エンジニア達によって作られてきたのですから、1枚1枚に対する意気込みが違うのだろうと思います。
これが本当に半世紀以上も前の音源なのかと思うくらい、生々しさ、臨場感が伝わり、今アナログが見直されているということも納得です
また今回はヨシノトレーディングさまのご厚意で、レコードプレイヤーはclearaudio Concept、Nottingham Analogue Studios Interspace Jr.の2組、プリメインアンプにEAR 834 Custom、フォノイコライザーにEAR 834P MM/MC Black、834P MM/MC De-Luをお借りしての開催となりました。
この中でも個人的にはclearaudio ConceptのCPの高さが抜群によく、いつか自宅に欲しいと本気で思っています。
copyright(c) acaudio.jp