Audio Forum Vol.2

  • 2013.09.29 (日)
  • 最新パーカッションSACD・ハイレゾ音源による演奏現場の空気感の再現と響きの本質について

第2回 「最新パーカッションSACD・ハイレゾ音源による
演奏現場の空気感の再現と響きの本質について」

コメンテーター 山之内 正 氏

 

弊社、防音工事による部屋の響きとハイエンドオーディオによる極上の視聴空間を体験していただけるアコースティクオーディオフォーラム。
7月に始まり、第一回、パート1、パート2、そして番外編と3回ほど開催しましたが、その第二回目の詳細が決まりました。

 

今回のテーマは

「最新パーカッションSACD・ハイレゾ音源による演奏現場の 空気感の再現と響きの本質について」

です!

コメンテーターとして山之内正をお迎えいたします。

 

気になるその内容は山之内氏の言葉を引用すると

 「音楽の本質を伝え、受け止めるうえで、自然な余韻は演奏家と聴き手のどちらにとっても大切な役割を演じます。
現場の空気を意識して響きの 美しさを追求した演奏と録音がクラシックを中心に確実に増えるなか、演奏家がこだわるそのリアルな空気感を引き出すことはリスナーにとって取り組みがいのあるテーマです。
私が企画するイベントでは、そのための機器の選択やノウハウを中心テーマに据えながら、毎回そのときの 旬の音源を紹介していく予定です。

今回の試聴会ではリンレコーズからリリースされた《CANTUS》を取り上げ、注目のパーカショニスト加藤訓子 がこだわる響きの本質に迫ります。 」

とのことパーカンションの「音の鋭い立ち上がり」や「大きなダイナミクス」を是非、優れた再生環境でご堪能ください。

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最新パーカッションSACD・ハイレゾ音源による演奏現場の空気感の再現と響きの本質について

REPORT Vol.2

  • 2013.09.29 (日)
  • 最新パーカッションSACD・ハイレゾ音源による演奏現場の空気感の再現と響きの本質について

第2回 ご来場ありがとうございました

2 (2)演奏者が記録したかった『響きの本質と場のリアルな空気感』、『パーカッション楽器のもつ音の立ち上がりとダイナミックレンジ、広大な周波数成分を含み繊細な微小音』・・・・・…これらのテーマはオーディオにとって最も難しく、であればこそ最も取り組みがいのある再生ソースのひとつです。

再生機器の実力とともに部屋・再生空間のあり方も大いに問われるそうです。

 

等試聴室の特徴として比較的ライブな空間になっています。
平均吸音率は0.15前後・・・・・残響時間は0.7秒前後です。

2 (3)当日は9人~10人でしたから人によって吸音力は0.45×10人=4.5㎡UP・・・・(計算省略します)することによって平均吸音率は0.2、したがって残響時間は0.48秒ぐらいになっているはずです。

 

一般的に住宅空間の平均吸音率は

・・・・・・・0.2(家具什器がなくてカーテンがある程度)でやや響きがある
・・・・・・・0.3(家具什器、たっぷりのカーテンなどで響きが少なめ・・・・・です。

 

響きが多いと・・・・・・・・

音が混濁する・・・・・
音がハッキリしない(分離しない)・・・・・・
低音の響きが長くブーミーになる・・・・・・・・・・

と言われれているようですが、実際そうなのでしょうか?
当社視聴室は平均吸音率が0.15前後であるにもかかわらず、上記のような弊害現象は起きていません。

SONY DSC音が濁ることもなく綺麗である、一つ一つの音が良く聞こえる(アンサンブルでお互いの音が良くわかる)、低音がハッキリして音がすぐ止まる・・・・・・など否定的な印象どころか、
音楽しやすい、気持ちよく弾ける・・・・・・・・以上は多くのピアノや弦楽器・管楽器奏者の評価ですが、意外と思われるかもしれませんがより大音量を発生させるプロのドラマーやエレキギター奏者の評価も高いのです。

 それからわかることは、残響時間(相関関係にある平均吸音率)の長い、短いという指標の重要性は、一般に考えるほど決定的要素ではないということです。

 

そんなわけで遠回りのお話しになりましたが、長めの響きの再生空間での印象はどうだったのでしょうか?

 

 

vol3番外編

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