公式レポートを更新しました!
前回のオーディオフォーラムで、決して
「防音工事をすると音が良くなる!」
がトリックめいたキャッチコピーではないことがお分かりいただけたと思います。
今回は、前回説明できなかった
「部屋が持つ固有の響きについて」
つまりは定在波対策がメインとなります!ここで、今回の内容を軽くご紹介します。
なお寸法比率の良い部屋のメリットとしては
イ.部屋の大きさや、存在を意識する感じがない
ロ.スピーカのセッティングが容易になる
ハ.リスニングエリアが広くなる
スウィートポイントが容易に見つけられるだけでなく、左右のスピーカ軸の中心点からオフセットしたエリアにおいてもステレオ感の低下も少なく、バランスよく音楽を聴取できる
・・・・など、リスニング時の欠点を探しにくくなります。
つまり、「オーディオルームの設計は形から入る!」
開催概要
■7月17日(金)19:00~21:00
会場:九段下ショールーム
※18:00から開場していますので、お早目にお越しいただいても結構です。
(アクセスマップはこちら)
当日機材
・Network Player/ SFORZATO DSP-01
・NAS / DELA N1Z
・Pre Amp / Accuphase C-2420
・Power Amp / Accphase P-4200
・SP / B&W 805 Diamond
■7月18日(土) 1部 13:00~15:00
2部 16:00~18:00
※12:00から開場していますので、お早目にお越しいただいても結構です。
会場:スフォルツァート試聴室
当日機材
・Network Player / SFORZATO DSP-01
・Master Clock / SFORZATO PMC-01 BVA
・NAS / DELA N1Z
・Pre Amp / Mark Levinson No. 38L
・SP / Musikelectronic geithain RL901K
住所は日野市新井863-20、京王線高幡不動駅から徒歩8分の場所です。
当日は防音工事のセミナーをはじめ、同社の最新のネットワークプレイヤーの試聴が可能です。
是非ご参加ください。
お申込みはこちらから
今回のオーディオフォーラムは、「防音工事をすると音が良くなる -その2-」で、前回が反射音の話、今回は定在波についてでした。
「マユツバものだ・・・・」「ハッタリめいていてホントなの・・・・?」
タイトルからそのような印象を受けるのでしょうが、真面目な話、本当なんです。
「 た だ し 」という条件は付いてしまうため
「ほらね、そうでしょ!」「やっぱり単純な話ではないのだ!」「そんな簡単なウマイ話などあるはずがない!」
など思われてしまいそうではあります・・・・
さて、上述の条件とは「部屋の形(部屋の寸法比率)が適切であれば」ということです。
その部屋ごとの固有の響きは、部屋の形、それも平面の形だけなく、天井高さを含めた3次元での寸法比率によって必然的に決まっています。
従って、まずは適当な広さを確保して機材をSettingして調整してゆけば良い、といったオーディオ腕自慢の御仁方や、
吸音や反射といった調音グッズでなんとかできると考えている建築設計士の先生方を根本的に否定してしまうことになるのだから、
どうしてもウサンクサイ話になってしまうのです。
閉鎖された空間で必ず発生してしまう「定在波の分布」を分散化する部屋の形にしなければ、定在波が引き起こすブーミーな響きからは逃れられません。
さらには、前回説明しましたが、防音工事をした部屋は、各面の反射性が高まるために定在波の存在がより顕著になるので、
一歩間違えればトンデモない音の部屋になるし、うまく設計してあげれば驚くほどスッキリとした自然な響きになるのです。
これは、会場となった室(上)と、その容積と等しい悪い寸法比の部屋(下)の固有周波数分布です。
均等に分散していると部屋の響きはスッキリとしますが、
疎らだとピークとディップを意識するクセのある響きになってしまうのです。
これまで、多くの方にテーマこそ違えど弊社ショールームや、SFORZATO様の試聴室の音を聴いてもらいまいた。
クセのない、すっきりとした低音感や、バランスの自然さなど表現こそ様々ですが、好意的な感想を頂いています。
そしてこればかりは、「音を聞いてもらう」しかないのです。
部屋の寸法比を整えて低音の響きをうまくコントロールすることで、全帯域の音の調整が格段に容易になる、
なんてこともよくわかってもらえるはずです。
弊社が防音室を施工後、オーディオが簡単になった、今までの苦労はなんだったのか、
と多くのクライアントがぼやいたのも事実なのです。
弊社がクライアントのオーディオの楽しみ(=悩み)を奪ってしまった罪?は認めますが、
より高い次元での悩みは、必ず出てくるはずです・・・・
弊社流の例え話として、
山の中腹で道に迷ってウロウロとして悩んだり楽しんでいるよりは、
8合目、9合目の景色のよいところで楽しく悩みを抱える方が、よっぽど良いのでは?
と皮肉っぽい話をすることにしています(笑)
※部屋の形・・・
Golden proportionと言われる推奨比率はまことしやかに言われることも多いのですが、
特定の一つといったわけではなく、実はかなりのバリエーションがあります。
また、部屋の寸法比率は意図的に設計しなければいけませんが、偶然良い寸法比率の部屋も少なからずあるのも事実です。
※悪い響きのショールーム・・・
悪い寸法比率の見本をお聴かせできる部屋を弊社につくろうという企画もあったのですが、
それ意外の用途がないので、たぶん没になる可能性が高いです。
ただ、意外に定在波の悪影響に気づいていない人もいらっしゃるようです。自分の部屋は低音が豊かである・・・・など。
今回のテーマ「防音工事をすると音が良くなる!! その2」はいかがでしたでしょうか?
ご来場されたお客様は定在波の影響で音が場所によって聞こえ方が大きくことなることを体感していただけたと思います。
公式レポート1内で報告したように、今回のテーマは
オーディオを楽しむ部屋において、重要なのは部屋の寸法比率です。
=つまり定在波がいかにばらついた分布になるかがカギになります。
部屋の奥行き(x)、 間口(y)、 天井高(z)の3つの寸法がわかると定在波の周波数(固有振動周波数 fn)を求めることができ、どう分布しているのかわかります。
その公式は
(Hz) n=1,2,3,… c:音速
・・・・・と小難しい計算式になっています。これを手計算してみよう!というガッツのある方は少ないかと思います・・・・。
そこで!
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