Audio Forum Vol.55

  • 2018.10.26 (金)
  • 部屋の吸音特性(残響時間特性)について考える
告知概要

A オーディオルームの音響アラカルト No.5

前回と前々回は、スピーカーの伝送特性の実測とシミュレーションの回でした。
これは、低音域のクセや低音域内特性の状態を把握し、その対策に有効なもので、
スピーカーのSettingやリスニング位置を最適位置に調整するというものでした。

ステレオフォニック再生においては、
低音域再生の在り方は重要な要素でありますが、
中高音の在り方もまた、重要であることは言うまでもありません。

これから順次4回に分けて
①吸音と反射の割合(最適残響時間)
②壁面の吸音と反射による再生音場パターン
③天井面と床面の吸音と反射による再生音場パターン
④低音・中音・高音の帯域周波数バランス

検討していくことにします。
最終回は、最適な再生周波数バランスとはどのようなものかを考えていく試みです。

今回は「部屋の吸音特性(残響時間特性)について考える」ということで下記の流れで展開します。
1.残響時間の測定とは
2.吸音(反射)と残響時間の関係
3.部屋の各面の吸音(反射)
4.家具・什器・ものによる吸音
5.最適残響時間とは。

 蔵前

今回はAAFの人が入った場で音響測定を実施します。
中途休憩中に演算・ データ整理して、会の後半に残響時間の周波数特性と、それから算出される平均吸音率を提示します。

実用的にはその平均吸音率で考えた方が有効なので、残響時間ではなく、残響時間【RT】と平均吸音率【‾α】の関係を理解しながら、
オーディオルームの最適平均吸音率特性(最適残響時間特性ではなく)は、どのようなものかを考えていきます。

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B 魅惑の真空管オーディオの愉しみ No.6

サンバレーさんの直熱3直管845シングルアンプで、B&W802D3を駆動いたします。

図1 

vol55

 

C 施工事例の紹介 No.4

今月完成した東京・初台のミキシング用途のプロ用モニタースタジオです。
業務用のスタジオの場合の吸音率特性とはどのようなものが求められているのか、
オーディオルームと比較してみます。

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お楽しみに!

 

開催概要

▶開催予定日

 1部:10月26日(金)18時~20時(17時開場・自由試聴時間)
 2部:10月27日(土)14時~16時(13時開場・自由試聴時間)

※イベントの前に建築音響相談会および、自由試聴時間を設けます。
 建築音響相談会に関してご希望の方は、申込フォーム備考欄にご記入、もしくは電話にて事前にご予約ください。

※試聴ソフトの持ち込み大歓迎です。(ファイル音源のみの再生なので、USBメモリをお持ちください)

▶会場
蔵前ショールーム
(台東区柳橋2-19-10 第二東商センタービル2号館B棟1階)

▶お問い合わせ先
○TEL:03-5829-6035
○E-mail:kusakai@acoustic-designsys.com
○担当者名:草階(くさかい)

※ お申し込みは、こちらをクリック

参加連絡先

協賛

部屋の吸音特性(残響時間特性)について考える

REPORT Vol.55

  • 2018.10.26 (金)
  • 部屋の吸音特性(残響時間特性)について考える

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