Audio Forum Vol.57

追加告知

フォーラムでは基本的にSSDストレージのNAS+ネットワークプレーヤーで音源を再生しています。
早いもので、ネットワークプレーヤー SFORZATO DSP-03導入以来、５年も経とうとしているので、そろそろ更新を考えていたところでした。

しかし数か月前に外部クロックを追加したところ（その試聴は前回お聴きいただきました）、
その音の改善ぶりにDSP-03の潜在能力の高さを再評価いたしました。

今回はSFORZARTのプレーヤーはDirettaモードによる再生が可能ということで、それに挑戦することに。
最近、USB-DACがその簡便さから注目されているようですが、
「LAN-DAC」として紹介されているその再生方法は、
パソコンによる再生ソフトを使うということでひと手間がかかるのが難点ですが、
その音質の向上はその欠点を補っても余りあるものがあると思った次第・・・

ぜひ一緒に聴いてみませんか！

ちなみに使用するパソコンはオーディオ専用のWindowsパソコンがおすすめのようですが、
今回は汎用の非力なノートパソコンです。

 

☆事例紹介：新築時につくる13.5帖のオーディオルーム
家の新築時に13.5帖のオーディオルーム兼ホームシアターです。

①大きな音を出せないのが不満の一つだったので床・壁・天井を防振構造として、防音には万全を期している。
窓前1.0ｍで-52dB原音、外壁前1.0mでマイナス63dBでほぼ完ぺき。

②防音の壁内で有効面積は1.8帖減、なので実質12帖弱の部屋と同等になる。

③床は浮き床コンクリートにフローリング仕上、スピーカー側の床とリスニング側の床は縁を切って（繋がっていない）、スピーカの振動の床への伝達による悪影響を最小限に抑えている

④スピーカー背後の壁は吸音を強化（蔵前モデルルームと同様）し、天井も吸音を多めに設計しているが、全体的にはややライブ気味の吸音率になっていて、JBL4344の闊達な鳴りを目指している。

⑤窓面のある左手壁にはあえて大きなカーテンを設け、同様に右手壁にもカーテンを設けて、曲調によって開き具合を加減し
残響を調整する楽しみにしている。ホームシアター時にはカーテンを全閉にしてデッドにしている。

⑥サラウンドスピーカーは天井・壁ともすべてビルドインしているので、部屋は広々してスッキリしている。
お楽しみに！！

 

告知概要

１０月の定例会は、①吸音と反射の割合について（最適残響時間）
１１月の定例会は、②壁面の吸音と反射による再生音場パターンについて
実験試聴を行う会でした。

ステレオ再生における吸音パターンによる音場の変化の３例目として今月のテーマは、
天井面と床面の吸音と反射による再生音場パターンの実験試聴の会になります。

蔵前Villageオーディオモデルルームにおいて
①スピーカーの前の床に約５㎡（畳３枚）を吸音にした場合
②天井を同様に吸音材を設置した場合
を検証します。即ち天井と床の反射音の影響がどのくらいあるのかという実験です。

通常コンサートホールにしてもライブ会場にしても床は人間や椅子で覆われていますから、
床からの反射音は小さいことが想像できます。
したがって、床にカーペットなどを敷くことによりSPの床反射音を抑えてほうが良いのか・・・

また、オーディオショウの会場などの多くは会議室などの多目的使用のために
吸音性の天井（しかもたっぷり低音域まで吸音）になっている例が多いのですが、
そのような音場ではどのようなステレオ音場になるのか・・・
ということを確かめる会になります。

 

開催概要

▶開催予定日

　1部：12月21日（金）18時～20時（17時開場・自由試聴時間）

　2部：12月22日（土）14時～16時（13時開場・自由試聴時間）

※イベントの前に建築音響相談会および、自由試聴時間を設けます。
　建築音響相談会に関してご希望の方は、申込フォーム備考欄にご記入、もしくは電話にて事前にご予約ください。

※試聴ソフトの持ち込み大歓迎です。(ファイル音源のみの再生なので、USBメモリをお持ちください)

▶会場
蔵前ショールーム
(台東区柳橋2-19-10 第二東商センタービル2号館B棟1階)

▶お問い合わせ先
○TEL：03-5829-6035
○E-mail：kusakai@acoustic-designsys.com
○担当者名：草階（くさかい）

※ お申し込みは、こちらをクリック